モラルBOX日記

【岡崎市立藤川小】正しい情報を伝える大切さを学んだよ

公開日
2015/11/04
更新日
2015/11/04

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 本校の低学年(小2年)での情報モラル学習を紹介する。
 不正確な情報を発信することで、他人に多大な迷惑をかけるだけでなく、自分の信用を失うことにもつながってしまうなどの問題が起きることがある。
そこで、よく確かめて正しい情報を伝えようとする心情を育てたいと考え、道徳の授業において文部科学省資料『小学校道徳読み物資料集』より資料「みんなのニュースがかり」を使って授業実践した。
≪資料の概要≫
・本資料は、個人の情報を、よく確かめずにニュースに書いてしまい、友達に責められたニュース係のけいすけが、その後、ゆいさんの言葉をヒントに、みんなに喜んでもらえるよう作り直すという話である。
≪指導の流れ≫
・導入:「伝言ゲーム」を行う。情報を伝えることの難しさに気づくとともに、正しい情報を伝えるためには、どんなことに気をつけないといけないのかを考えるきっかけとなった。
・資料の提示:教師が資料を読み聞かせをした。
・展開(話し合い):みんなに喜んでもらおうとしたが、友達に責められた主人公の悔しい気持ちに十分に共感させた。
ゆいさんからの言葉をヒントに、もう一度みんなに喜んでもらおうとする気持ちが高まっていることを感じ取らせた。
ひろしに「みんなのニュースかかりだね。」と言われたけいすけの気持ちを話し合わせ、けいすけの気持ちにある「みんながよろこんでくれてうれしい。」を考え合った。
・まとめ:話し合いを通して、主人公けいすけの気持ちに寄り添い、不正確な情報を流すことが他人を嫌な気持ちにさせることに気付かせることができた。また、みんなを怒らせてしまったけいすけの悲しい気持ち、みんなに悪いことをしたと反省する気持ちを発表することができた。さらにけいすけが級友に励まされる場面では、みんなに喜んでもらえるニュースを書くためにがんばろうと思っている、今度はちゃんと確かめてからニュースを書こうと思っているといった意見が出た。
最後に「もし自分がニュース係だったら、どんなことに気をつけてニュースを書くか。」というテーマで感想を書かせたところ、子供たちからは、「友達が怒ったり悲しい気持ちになったりしないように正しいことを書くようにする。」「よく分からないことは確かめてから書くようにする。」などと書くことができた。