【豊橋市立高豊中】ササユリとともに成長する高豊中生!
- 公開日
- 2015/11/10
- 更新日
- 2015/11/10
ちょっといい話
毎年6月になると,本校区の伊古部海岸では「ささゆり祭り」という行事を地域の方と協力して行っています。きれいに咲いたササユリをひと目見ようと,今では県外から来る方もいらっしゃいます。毎年全校の半数ほどの高豊中生が,この「ささゆり祭り」にボランティアとして参加します。「ささゆりの里」でササユリの苗を売ったり,訪れた方をお茶やメロン漬けでもてなしたりと,活動を通して自分たちの住む地域のよさを再発見し,地域への愛着を高めることにつながっています。
11月になると,ササユリに関するボランティアがもう一つ行われます。それは,ササユリの球根の収穫や植え付け作業です。ササユリは植え付けてもすぐには咲きません。ササユリは植え付けてから約1年かけて発芽し,少しずつ根や葉を伸ばしていきます。開花するのは7,8年後なのですが,生徒たちはきれいなササユリを少しでも増やそうと意欲的に参加しています。「何年かして自分たちが植えたササユリがきれいに開花してくれるといいです。活動のあと,すがすがしい気持ちになりました。」というある生徒の感想からも,毎年多くの生徒が活動に参加する理由が分かります。中にはすでに来年も参加しようと考えている生徒もいました。
「ささゆりの里」を維持することは,言わば高豊中の伝統であり,今後も引き継がれていかなくてはならない活動です。こうした命のつながりを自然と感じられる本校はとても幸せだと思います。10年,20年と世代を超えて美しい「ささゆりの里」を維持できるよう,誇りと郷土への愛着をもって今後も地域の方と活動を続けていきたいと思います。