モラルBOX日記

【新城市立東郷中】人とのコミュニケーションに関する全校集会

公開日
2015/11/18
更新日
2015/11/18

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

<ねらい>
 6月上旬に、全校生徒を対象にして「こころの健康」に関するアンケート調査を行いました。その結果を集計してみると、次の質問に対してマイナス面の強い回答をした生徒が、予想以上に多いことがわかりました。
 ・ 自分には、よいところがあると思いますか?
 ・ 自分は「だめな人間だ」と思うことがありますか?
 ・ 自分は、誰かの役に立っていると感じる時がありますか?
 学年による差もありますが、自己肯定感が低く、他者との関わり方に自信のもてないところが、本校の生徒の大きな課題であることがわかりました。そこで、他者とのコミュニケーションスキルを高めることで、人間関係の円滑化を図り、個々の生徒の心の安定や成長につなげたいと考えました。

<実践>
 8月17日(月)、新城市適応指導教室「あすなろ教室」で指導員をされている方を講師としてお迎えし、体育館で全校集会『コミュニケーションスキルに関する講話とワークショップ』を行いました。
 最初に、ウォーミングアップとして、講師の先生がいろいろなゲームを行ってくれました。講師と関わるじゃんけんゲームから始まり、隣の生徒とペアで関わるゲーム、全校が動きすれ違った生徒と関わるゲームなど、関わる相手を広げながら楽しくスキルアップの体験ができました。
 ゲームの次は、「どうしたら豊かなコミュニケーションがとれるか」をテーマに、わかりやすい講話をしてくれました。「相手の目を見る」「笑顔」「うなずく」などの人の話を聞くときの大切なコツや、自分が思っていることをきちんと話し、自己主張できることも大切なことであることを、具体的な場面を演じながら教えていただきました。
 集会の後、生徒たちが書いた感想は次のようなものでした。
・ 楽しいゲームのおかげで、まだしゃべったことのない人と友だちになれました。コミュニケーションのとり方を教えてもらったので、これからは知らない人とも話ができると思いました。
・ 今日は、とても勉強になりました。私は、人と話をするときにうまく話ができません。今日のお話で、話し方や聞き方のポイントがわかりました。私にとっては、とても重要なお話でした。
 生徒たちにとって、コミュニケーションスキルを学ぶための、とてもよい機会になったと思います。友だち関係に悩む生徒も、ここで学んだことを生かし、2学期の学校生活の中で、学級の仲間や他学年の生徒たちとの関係が良好になり、それが学校行事の成功につながっていると思います。