モラルBOX日記

【新城市立新城小】再生!みんなの『ぎょぎょランド』

公開日
2015/12/07
更新日
2015/12/07

ちょっといい話

新城小学校には、『ぎょぎょランド』と呼ばれる子どもたちに人気の場所があります。ほった井戸からくみあげたからきれいな水が流れこみ、カワムツやヨシノボリなどの地元の川魚が泳いでいる池です。
『ぎょぎょランド』のルーツは、21年前までさかのぼります。当時の児童と職員、保護者の手により穴を掘ったり、石を運んだり、コンクリートを塗ったりと大工事によりつくられました。しかし年月とともに荒れ始め、人のよりつかない場所になっていきました。平成25年度に赴任した伊藤雅朗校長は、その場所を見て、子どもたちに「ぎょぎょランドの再生を」と呼びかけました。こうして6年生の有志がGSP(ぎょぎょランド再生プロジェクト)を立ち上げ、PTAや地域を巻き込んでの再生活動が始まったのです。
子どもたちは、池の水抜きや清掃、池の周辺への植樹、さらには大きな案内看板作りなど、“この場所を憩いの場所に”の想いで再生活動に取り組みました。地域の方との意見交流も行い、井戸掘りを実施しました。約23mの掘削で水脈にたどり着き、それまで水がよどみ荒れていたため池が清き水が循環する池に生まれかわりました。
新城小を卒業した子どもたち、保護者、関係の皆さんのたくさんの想いや願いが、このぎょぎょランドに込められています。在校する子どもたちが、新城小の宝の場所を、先輩の想いとともに守り伝え、大切にしていく活動を、今後も展開していきたいと思います。