【岡崎市立愛宕小】心のこもったあいさつを
- 公開日
- 2015/12/25
- 更新日
- 2015/12/25
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
愛宕小学校では、代表委員が中心となってあいさつ運動を行っている。毎朝、学校のあちらこちらから「おはよう。」「おはようございます。」の声が聞こえ、いつもの学校の1日が始まる。特に、毎週火曜日には、代表委員が昇降口で登校してくる子供たちに笑顔で「おはよう。」と声をかけている。声をかけられた子供たちは、いつもより元気なあいさつを返している。
11月の学校参観デーに全学級「あいさつ」の内容で道徳の授業を行った。道徳の授業は学期に一度、いずれかの学校参観デーに行われてはいるが、徳目を「あいさつ」と決めて一斉に行ったのは、今回初めてであった。出典は、「明るい心」や「教育技術」「道徳の読み物」など様々であるが、何気なくしているあいさつについて、もう一度考えたり自分を振り返ったりする機会となった。
3年生では、主人公が友達と学校へ行くまでに「あいさつ競争」をする話である。怒鳴るような大声、次から次へと声をかけ返事も聞かない挨拶や、早口でのあいさつする様子が描かれている。その朝、校長先生から「あいさつするときにどんな気持ちを込めていますか。」と問われ、大きな声であいさつするだけでは足りなかったのかと考える話であった。話し合いでは、あいさつは気持ちを込めた方がお互いに気持ちがいい。あいさつされてうれしくなるようなあいさつがいい。などという意見が多く出され、明日から「あいさつ名人」になろうという思いが高まった。
次の日、校長先生から「今朝のあいさつは一段と声が明るかったですねえ。いつも下向いていた子が自分からあいさつしてくれましたよ。」と話があった。学年1クラスしかない小さな愛宕小学校から、気持ちを込めた大きな声のあいさつが今日も響いている。