【豊田市立四郷小】心が交わり合うファミリー活動
- 公開日
- 2016/01/07
- 更新日
- 2016/01/07
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
四郷小学校では、「相手を思いやり、共に生きようとする気持ちを育てる」ことをねらいとして、縦割り活動(ファミリー活動)に力を入れており、年間を通して活動しています。この活動は四郷小の伝統であり、四郷っ子はファミリー活動をとても楽しみにしています。
1.ファミリー遊び
全校を24の縦割りグループ(ファミリー)に分け、毎週火曜日の給食後にファミリーで遊びます。高学年が中心となって遊びの計画を立てていますが、ファミリー全員が楽しめるようにと知恵を出し合いルールを工夫しています。15分間という短い時間ですが、四郷っ子の笑い声や互いに名前を呼び合う声が響く、心温まる時間となっています。
2.なかよし弁当
四郷小の近くには運動公園があります。ファミリーごとに並んで、公園へ行き、お弁当を食べて一緒に遊びます。1年生にとってはちょっと長い道のりですが、6年生の励ましでがんばって歩きます。低学年の子と手をつなぎ、体調を気遣いながら歩く高学年。時には荷物を持ってあげる姿も見られます。
3.四郷っ子フェスティバル
2つのファミリーで1つの店を計画します。店の計画・準備は、5・6年生が縦割りの時間を使って進めます。全校規模のファミリー活動であるため、5・6年生の取組にも熱が入ります。材料を持ち寄り、役割分担をして、手際よく準備を進めていきます。全校集会でファミリー長が行う店のPRを、下級生は目を輝かせて聞いています。フェスティバルを心待ちにしている様子が伝わってきます。店のゲームの内容は、ファミリーを低中高の人数が均等になるように3つのグループに分け、合計得点をファミリーごとに競う形式であるため、お互いにアドバイスし合ったり励まし合ったりする姿が見られて、とてもほほえましい活動となっています。
4.なかよしランチ
1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生がペア学年となって、交流給食を行います。クラスの半数が入れ替わり、一緒に給食を食べた後、グループ対抗の室内遊びを行っています。頭がくっつくほど体を寄せ合ってゲームをする姿が、子どもたち同士の心の距離を表していると感じます。
なかよしランチで1年生ととても仲良くなれたと思います。あまり話せなかった子も「バイバイ」と手をふってくれてハイタッチしてくれてとてもうれしかったです。(6年女子)
これら4つの取り組みを通して、高学年の児童にはリーダーとしての自覚が芽生え、下級生に対して思いやりのある言動が取れるようになってきています。また、活動が進むにつれ低学年の児童は、高学年の児童を慕うようになってきています。今後も、ねらいと成果を明確にして、心が交わり合うファミリー活動にしっかりと取り組んでいきたいと思います。