【岡崎市立矢作北小】 6年生 スマホ・リアル・ストーリーを使って
- 公開日
- 2016/01/07
- 更新日
- 2016/01/07
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
中学校に進学したら携帯電話やスマートフォンを買ってもらう予定だという話を耳にすることがあります。携帯電話やスマートフォンは、パソコンに比べて小型で手軽に利用できることや、通話やメール機能に加えてゲームやテレビ、カメラなど多くの機能があって便利な反面、様々なトラブルの原因にもなりやすいものです。そこで、これらの望ましい利用の仕方について考え、節度を守って利用しようとする態度を養うことをねらいとして、6年生で授業を行いました。
本時は、文章や画像を送るときに気をつけることについて資料動画(スマホ・リアル・ストーリー)を使って考えました。動画では、送ったメッセージが友達に誤解され、仲間はずれになってしまった小学生が取り上げられています。動画内の文面については、同じように誤解して受け止めた子どもが多くいました。そこで、どうすれば誤解が生まれなかったかを考えました。「文末に?をつける」「紛らわしい表現を避ける」「楽しそうなスタンプをつける」などの意見が出されました。
さらに、友達の立場からも考える場を設けると、「すぐに、仲間はずれにするのではなく、どういう意味かと聞いてみればよかった」「電話で確認するとよかった」など、友達の側にも問題点があるという意見が出され、どちらの側も相手のことを考える必要があると感じていました。
授業後の感想では、「メールをするときには、読み返して意味が通じるかどうか確認するようにしたい」「話す言葉と書いた文章は違うことがあるから気をつけたい」という声が聞かれました。さらに、携帯やスマートフォン利用に限らず、相手の気持ちを考えたり尋ねたりすることの大切さを感じた意見も出されました。
今後、継続的にこのような授業を行い、実際の生活の中で正しい判断や望ましい態度をとることができるようにしていきたいと思います。