【瀬戸市立東明小】うさぎ小屋にて
- 公開日
- 2016/03/17
- 更新日
- 2016/03/17
ちょっといい話
本校のうさぎ小屋には長寿のうさぎがいました。たいへんおとなしいのですが、何でもよく食べる手のかからないとてもよい子(うさぎ)でした。あまりにも前からそこにいたので、恥ずかしながら職員の誰もそのうさぎが何歳なのかも知りません。もちろん出自など分かるはずもありません。一匹(羽)しかいなかったので、いつの頃からか呼び名も「うさぎ」になっていました。そんな「うさぎ」がある日、永眠しました。校庭の片隅に作られたお墓に、お花を供えたり、手を合わせたりする子どもを見掛ける度、「あの子は愛されていたんだなぁ」といろいろ考えさせられています。
先日、そのうさぎ小屋に新しく四匹(羽)のうさぎを迎え入れることができました。近隣の小学校からいただくことができたのです。委員会の子どもたちの活躍により、名前も「カフェ」「くまモン」「ミルク」「ココア」に決まり、低学年児童を中心に大人気です。このうさぎたちも、前の「うさぎ」と同じように、子どもたちに愛されながら育っていってくれることでしょう。こういった生き物との触れ合いからも子どもたちは「命」や「愛情」について学んでいくのだと思っています。