モラルBOX日記

【豊田市立朝日丘中】「いのち」について考える〜朝日丘人権集会の実践〜

公開日
2016/03/23
更新日
2016/03/23

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では12月2日、「いのち」の尊さを知り、実生活の場で人権意識をもって生活することができる生徒の育成を目指して朝日丘人権集会を実施した。この集会では、「いのちをバトンタッチする会」代表の方をお招きし、本人の体験談を交えながら「いのち」とは何か、人権を守るためにどのようなことに気を付けたらよいのか、ということについて具体的に話をしてもらった。
 集会後に実施したアンケートでは、人権とはどんなものかという認識が深まったと答えた生徒が約80%を超え、「人権のことをあまり考えずに行動していたが、とても大切なことだと感じた。」といった意見が多く聞かれた。全体的に学年が上がるにつれて人権に対する意識が高まっている。これは、学級や部活動などの生活経験値の違いによるところが大きい。そのため、1年生では道徳の時間を活用し、そもそも「人権とは何か?」を考える題材を扱うようにした。
 自分の身の回りにある男女差別や障がい者差別、インターネットモラルなどの人権問題に対する意識が深まったという生徒も多く見られたが、今後はそうした身の回りの人権問題について「どう解決したらよいか?」を自発的に考えようとする姿勢を生徒がもつことのできるような取組、題材選定が必要である。