モラルBOX日記

【豊田市立本城小】友達の思いに気付き、作品を大切にする心を学びました!

公開日
2016/05/31
更新日
2016/05/31

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 1年生の児童を対象に「おじいさんの絵」(出典「事例で学ぶNETモラル」)の授業を行いました。1年生では、インターネットに触れる機会は少ないと言えます。そこで、情報社会の倫理分野として、図工や生活科で人の作ったものを大切にする心を育てたいと願い、授業を行いました。

 授業では、たぬきのぽんたが、親切心からうさ子が描いた絵(おじいさんへのプレゼント)を描き換える場面でのうさ子の気持ちを考えました。すると、どの児童も、うさ子はさびしい・悲しい気持ちであると考え、「自分で絵を描かないとおじいさんは喜ばないから」「自分の絵を勝手に描き換えられたから」などを理由とする意見がでました。そして、自分の絵の方がいいことをぽんたに伝えたいと勇気をふりしぼるうさ子の気持ちに、どの児童も共感していました。
 授業の振り返りでは、「友達の作ったものを勝手に描き換えたり、作り換えたりしない」「もし、描き換えられそうになったら、その場で嫌なことを友達にきちんと伝える」などの感想が聞かれ、友達の作品を大切にすることや、自分の思いを相手に伝えることの大切さに気付くことができました。
 友達の作品を大切にする心は、日常の生活の中で、友達のよいところに気付く心や友達の気持ちを大切にする心、良好な人間関係を築く力につながっています。その他、文献やネットでの調べ学習での「引用」や「肖像権」、「著作権」などの情報社会の倫理にもつながります。これからも、児童の発達段階に合わせて、情報モラル教育を進め、児童の心を育てていきたいと思います。

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