【小牧市立一色小】たてわりスペシャル
- 公開日
- 2016/08/16
- 更新日
- 2016/08/16
ちょっといい話
本校では、異年齢児童が交流する「たてわり活動」を行っています。その一つとして「たてわりスペシャル」という行事を毎年6月に実施しています。内容は、全校児童が各学年混合の18の班に分かれ、それぞれが「お店」と呼ばれるゲームのブースを作ります。18の班は、それぞれが前後半に分かれて他の「お店」を回ったり、自分の「お店」の運営をしたりして楽しみます。
この「たてわりスペシャル」の準備は、10日前から始まります。6年生がゲームの原案を考え、下級生たちに提示します。みんなの意見を上手にまとめながら、自分たちのゲームを作っていきます。ここでは6年生は全員がリーダーです。学級や委員会で、リーダーとして仕事をしていない子たちも皆、どうしたら下級生たちに分かりやすく説明することができるか、グループのリーダーとして配慮をします。このような活動を通して、6年生の子どもたちの中に、下級生に対する思いやりの気持ちや、リーダーとしての自覚が育っていきます。また、下級生たちの中には、6年生への感謝の気持ちとともに、6年生になったらリーダーとして、自分たちの班を上手にまとめることができる存在になりたいという気持ちも芽生えていきます。6年生のリーダーシップのもと、今年も「たてわりスペシャル」は大成功に終わりました。
「たてわり活動」は、この「たてわりスペシャル」だけでなく、一年を通して様々な活動を計画します。子どもの心を大きく育てるこの取組には、子どもだけでなく、保護者からも「このままずっと続けていってほしい」という声が多く寄せられています。時間の確保等、難しい問題もありますが、本校のよき伝統としてこれからも、「たてわりスペシャル」を始めとする「たてわり活動」を存続させていきたいと考えています。