【豊田市立童子山小】テーマについて話し合おう
- 公開日
- 2016/08/19
- 更新日
- 2016/08/19
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では高学年を中心に、テーマ発問という道徳の授業を行っています。今回は、「失敗」と書いて何と読むかというテーマについて話合いを行いました。
まず、「失敗」という言葉をどう感じるか子どもの思いを確認しました。すると、「しまったと思う」「やっちゃったと思う」「恥ずかしい」などマイナスの考えが多く聞かれました。そこで、テーマを深める資料として、元楽天の野村克也監督の「失敗」=「せいこう」という読み方、エジソンの「失敗」=「はっけん」というプラスの読み方を紹介しました。子どもたちは、どうして「失敗」なのに「成功」や「発見」と読み方をするのかを話し合い、振り返りとして、「失敗」と言う言葉をどう読みたいかを考えました。
初めは失敗は恥ずかしいもので、できたらしたくないものだと考えていた子どもたちが、野村監督とエジソンの読み方の理由について話し合う中で、失敗を「つなげるもの」「経験」「財産」「可能性」「挑戦」「成功への分かれ道」などと解釈し、プラスの考えをもつことができました。この授業を通して、失敗は自分の成長につながる価値のある経験だということに気付き、失敗を恐れないで挑戦しようという気持ちを高めることができたと考えます。
このように、テーマ発問の授業では、子どもたち自身の考えを多様な角度から引き出すことができ、たくさんの子どもが自分の本音を生き生きと話すことができます。