【西尾市立鶴城小】思いやりあふれる通学団登下校
- 公開日
- 2016/09/20
- 更新日
- 2016/09/20
ちょっといい話
本校では、毎日、通学団による登下校を行っています。全校児童数が755名という大規模校のため、団を構成する班の数は50以上にもなります。それぞれの班では、班長が先頭、副班長が最後尾になり、低学年を間に挟みながら、2列に並んで右側通行で歩道を歩きます。その姿からは、班長を中心とした高学年が、低学年の子らの安全を守るために絶えず気を配っている様子がうかがえます。特に、入学して間もない頃の一年生には、歩調を一年生のスピードに合わせてあげたり、列からはみ出さないように声をかけてあげたりと、気を緩める余裕はありません。
そんなしっかり者の班長が、いつも手にしている横断旗には、にっこりとほほ笑んだスマイルマークと「ありがとう」という文字が記されています。この「ありがとう」という言葉は、子どもたちが横断歩道を横断中、車を止めて待っていてくださる運転手さんたちに向けられたものです。班長は、その横断旗をかざしながら下級生たちを横断させると、運転手さんに一礼してその場を去ります。今まで、自分たちの班長がしてきたことをしっかりと受け継いだ、今では当たり前となっている素敵な行動です。運転手さんの中には、長い間待たされていたにも関わらず、この姿に思わず笑みを浮かべられる方も多いようです。そして、この両者の姿は、下級生たちの心に優しく、温かな映像となって焼きついていくことでしょう。
思いやりにあふれた通学団での登下校。これからも事故のない安全な通学ができるよう、地域の方々の温かい協力を頂きながら、学校でもしっかりと声をかけていきます。