モラルBOX日記

【豊川市立小坂井中】坂中体育大会

公開日
2016/10/13
更新日
2016/10/13

ちょっといい話

 豊川市立小坂井中学校の体育大会は、一年間で最も熱く、最も生徒たちが力を注ぐ行事です。クラスの全員がバトンをつなぐ全員リレー、障害物競争や二人三脚リレーがあります。生徒会が運営する「ぐるぐるハリケーン」は毎年行われる伝統競技であり、学年の枠を超えてタイムを競い合います。今年の入賞はすべて3年生。「やっぱり先輩は強いや」と後輩が悔しがりつつも3年生のすごさを感じる立派な走りでした。クラスの絆(きずな)を深め、クラスが一つとなって取り組んだ長縄の全員跳びでは、様々なドラマが生まれました。回し手の前で跳んでいる子がその苦しそうな顔を見て「あと少しだから頑張って」と心からの励ましの言葉を贈ったり、終了の合図とともに崩れ倒れた回し手にかけよって、3分間みんなで頑張りきったことを肩を抱えながら喜び合う姿があったりしました。

 そして、坂中体育祭の目玉の一つは何と言っても応援合戦です。どの競技中でも、自分のクラスや同じクラスカラーの先輩後輩を、力の限り応援します。夏休みを通して作成した各クラス自慢の旗を思い切り振り回しながら、メガホンを通して声がかれるまで叫び続けました。その応援に全力で応えるように、選手の顔はどれも生き生きとしたものでした。フィナーレを飾るのは3年生のマスゲーム。互いに競い合ってきた各クラスがそれをたたえあうように一つにまとまります。音楽に合わせ、仲間と呼吸を合わせ、この体育大会に込めた思いを胸に演じきります。1、2年生たちは自分の応援席に座り、先輩たちのこのマスゲームを静かに見守ります。先輩たちの雄姿を目に焼き付け、この良き伝統は受け継がれていきます。

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