【岡崎市立宮崎小】茶摘み体験を通した「地域」とのふれあい
- 公開日
- 2016/10/20
- 更新日
- 2016/10/20
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
山あいにある宮崎小学区では、その地勢的な理由から古くより茶の栽培が行われてきました。学校周辺には茶畑が広がり、近くの工場で茶の生産が行われています。本校では、子どもたちが学区の伝統産業である「お茶づくり」と触れ合う場として、毎年5月に茶摘み体験を行っています。本年度の茶摘み体験は、次の内容で実施しました。
・茶摘みの歌をみんなで歌う
・工場の方から「地域のお茶づくりの歴史・茶摘みの仕方」を学ぶ
・地域の方(お年寄り)と一緒に茶摘み体験をする
本校は敷地内にお茶の木があり、茶摘み体験もそこで行っています。子どもたちが日頃からお茶の葉の生育状況を身近に感じることができるのが、本校の茶摘みの特色の一つです。新年度になると「やわらかい葉っぱが出てきたよ」「おいしいお茶ができそう」「今年の葉っぱはちょっと小さくないかな」といった会話がなされます。
地域のお年寄りの方と一緒に茶摘みを行うことも、特色の一つとなっています。子どもたちはお年寄りの方から上手な茶葉の摘み方だけでなく、いろいろな「おじいちゃん・おばあちゃんの知恵」も学んでいます。「おじいちゃんたちは、いろんなことを知っていてびっくり」「手作りのかごを使っていてすごい」と、子どもたちからはお年寄りを敬う声が聞こえてきます。また、お年寄りの方々も「たくさんの孫たちといるようで、楽しい」「元気がもらえる」と、喜んでくださっています。
茶摘み体験は、自分たちの住む地域に関心を持ち、地域の方と温かく触れ合うことのできる成長の場の一つとなっています。