【岡崎市立城南小】自分の思いや考えを主体的に表現する子を育てる
- 公開日
- 2016/10/26
- 更新日
- 2016/10/26
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、学校全体の保健指導の一つに「城南 仲良しスキル」の日がある。毎月5日に月別テーマのもと、人と上手に関わるためのスキルトレーニングの場を設け、子どもたちの心の教育を推進している。10月のテーマは「自分の気持ちに気付こう」(写真左)。「『やばい』『うざい』『きもい』などの単純な言葉でしか自分の気持ちを言えない人の脳は、『何に、だれに対して』『何を』『どんなふうに』『なぜ』怒っているのか悲しいのかはっきり分かっていないから、すぐに怒鳴ったり、泣いたり、すねて動かなくなったりする。言葉を使って自分の気持ちや考えを伝えるために、自分の気持ちに気付くトレーニングをしよう」と呼びかけ、いろいろな気持ちを表情や姿勢で変化させたり、その気持ちや原因を言葉にさせたりした。その際には、ペアやグループトークの形態をとり、互いの言葉や姿を具体的に伝え合うことを意識している。5月より主に朝の15分間で継続しているが、日頃の学校生活でも、子ども同士の言葉のやりとりが増え、一方通行的なトラブルも減ってきている。
また、道徳の時間の話合いにおいても、個からペア、グループ、学級全体へと形態を変化させ、子ども同士で活発な意見交流ができるように工夫している。特に、問題解決的な資料を扱うときには小ボードを活用し、個の意見を各々が付箋に書いてからグループトークで自分の考えを深めていくようにしている(写真右)。
平成30年度より小学校で全面実施される「特別の教科 道徳」におけるキーワードは「自ら考え、議論する」である。保健指導と道徳の時間の方法や内容を関連させながら、子ども一人一人が自分の思いや考えを主体的に表現する喜びを味わい、他者とともによりよく関わる力を育てていきたい。