【知多市立旭東小】「未来まで 大きく育て 木とわたし」
- 公開日
- 2016/11/01
- 更新日
- 2016/11/01
ちょっといい話
本校は豊かな緑に囲まれ、穏やかな日差しの降り注ぐ、自然にあふれた学校です。子どもたちは学校生活の中で、木々の変化に気付くことで季節を感じ、自然のはかなさを感じることで、命の尊さを学んでいます。毎年、秋になると、ビワやレモン、キンカン、モモなど、たくさんの果実が実り、ペアで収穫をしています。
今年度、5年生と2年生のペアは、柿とオニグルミを収穫しました。オニグルミは、その硬い種を柔らかな実の中に隠しています。2年生は、種を取り出したいと次から次にクルミをお兄さん、お姉さんと拾っていました。ついに、下に落ちている実が全て収穫され、教員が脚立に上り、木になっているオニグルミを採っていました。数に限りのある実を採ろうと、皆が必死な中、一人、脚立を懸命に押さえ続ける子がいました。最後の実が落ち、脚立を支え続けた彼は、やはり、一つも実を採ることができませんでした。あまりの落胆ぶりに気付き、一房のクルミを採ることができた女の子が「どうぞ」と彼に実を渡しました。すると、彼はとてもうれしそうな顔をして、「むきたかったでしょ。遅くなってごめんね」と、その実をペアの子に再び渡したのです。彼らの心が大きく育っていたことに気が付いた瞬間でした。
木々の成長とともに、子どもたちは育ち、未来に強くたくましい根を張っていくことでしょう。その一本一本の根が、互いに手を取り合い、次の未来を築いていってくれることが楽しみです。