【春日井市立八幡小】外遊びを楽しもう!(アクティブ・チャイルド・プログラムの取組)
- 公開日
- 2016/11/02
- 更新日
- 2016/11/02
ちょっといい話
本校は、体力テストにおいて、ここ数年間、全国平均より低いことが課題となっていました。また、生活と心のアンケートの結果からは、生活習慣の乱れとともに、休み時間に外であまり遊ばないという子どもたちが全体の半数以上いることが分かりました。さらに、外遊びをしない子は、相対的に早寝・早起きが苦手であり、テレビやゲームの時間が長いことも分かりました。
そこで、今年度から子どもたちの体力の向上と心の安定や生活リズムの改善を目指して、アクティブ・チャイルド・プログラム(以下ACPとする)を取り入れた活動を始めることにしました。ACPとは、子どもたちが発達段階に応じて身につけておくことが望ましい動きを習得する運動プログラムのことです。今年度は、ACPで紹介されているたくさんの運動遊び・伝承遊びについて理解し、外遊びに対する興味を広げ、子どもたちが外遊びに参加しやすい環境を作ることを目標としています。
そのために、今年度は2つの取組を行っています。1つ目は、体育の授業に運動遊び・伝承遊びを取り入れることです。主運動につながる遊びとして行うだけでなく、主運動とは違う遊びを行って運動量を確保したり、けがの防止につなげたりしています。これにより、運動が得意ではない子どもたちも、汗をかきながら目いっぱい体を動かす姿が見られるようになりました。2つ目は、20分放課や昼放課に体育委員主催の外遊び活動を、週に2回行うことです。これまでに「ことろことろ」「大根抜き」などの遊びを行いました。まだ活動を始めたばかりなので、遊びを説明するのに時間がかかり、十分な時間を確保できていないところが課題ですが、これまであまり外遊びをしていなかった子どもたちが誘い合って活動に参加する姿が見られるようになってきました。
運動遊び・伝承遊びについては、大学の先生に師範授業をしていただいたり、取り組み方について指導をいただいたりしています。また、授業参観や学校保健委員会やホームページなどで、保護者や地域のみなさんにACPの取組状況や運動の大切さについて理解していただけるよう、情報を発信しています。今後も子どもたちが外遊びを楽しめるよう、活動を継続・発展していきたいと考えています。