【岩倉市立岩倉東小】多文化共生の学校を目指して
- 公開日
- 2016/11/08
- 更新日
- 2016/11/08
ちょっといい話
岩倉東小学校は、年々外国にルーツをもつ児童の割合が増加し、現在は55%となり国際色豊かな学校になっています。初めての日本で、日本語が全く話せない児童も少なくありません。日本語が話せない児童は、ブラジル人講師と日本語担当者が協力して校内にある学校生活適応指導教室で、週20時間の集中初期指導を約1か月行い、学校のきまりや生活に必要な会話を教えています。子どもたちはまるでスポンジのように吸収力が速く、語彙を増やし、片言の会話ができるようになっていきます。
今年は外国の文化や習慣を知り、互いを尊重し、外国人児童・保護者から学ぶことができないだろうかと考え、土曜授業公開で国際理解イベント「エスペランサ(希望)の会」を企画しました。
高学年(5・6年生)の授業参観では、外国にルーツをもつ大学生を招き、大学生活の様子や将来の夢について学びました。特に苦労した経験談には多くの児童がうなずいて聞いていました。
全校児童と保護者が万国旗に飾られた体育館に集い、「エスペランサの会」第1部が開催されました。最初に2名の外国人児童が「東小学校では外国人に対する差別がなく平等で学校生活が楽しい。将来、日本とブラジルのためにがんばりたい」と意見発表をしました。次に、校長・教頭のブラジルやサウジアラビアで過ごした体験談の発表がありました。その後、お誕生日の歌をポルトガル語で歌い、10月生まれの人を祝福しました。第2部は、外国人保護者を中心に焼いていただいたシュラスコ(焼き肉)、ポテトサラダ、パンを頂き、楽しく会食しました。心もお腹(なか)も幸せな一日になりました。