【瀬戸市立品野台小】Netの正しい使い方を考えよう
- 公開日
- 2016/11/21
- 更新日
- 2016/11/21
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校は瀬戸市の郊外にある小規模校です。山に囲まれたのどかな地域ですが、児童のスマートフォンの利用は学年が上がるごとに増えており、コンピュータ、ゲーム機などのネットを使っている児童を合わせると4、5、6年では100パーセント(42人)になります。個人用のスマホやコンピュータを持っている児童も少なからずおり、正しい利用の仕方を指導する必要を感じていました。
そこで担任が話し合い、3学年合同で「Netの正しい使い方を考える」学習をすることにしました。使用した教材は「事例で学ぶNetモラル」(2016年度版Netモラル研究会編)です。チャットでのなりすましや、ゲーム依存、悪口の書き込み等の事例をワークシートで自分と比較しながら見ていきました。なりすましからストーカー被害に発展してしまったり、ゲームばかりしていて健康や学習に悪影響を及ぼしてしまったりする場面では「怖い」「かわいそう」「ぜったいやらない」などつぶやきながら視聴していました。
4年生は初めて知ったことが多く「相手の顔がわからないだけで、危険なことに巻き込まれたりすることがよく分かった。簡単に住所やメールアドレスを教えてはいけないことがよく分かった」と述べています。
5年生では「お母さんに教えてもらって全部知っていた」という感想や「お母さんの携帯だけど、アプリの料金が高くなって、お母さんに迷惑をしまったことがあるので、ゲームをもう少し控えたいと思います。インターネットでは安全に使いたいと思います」「ゲームで知らない人と友達になったことがあるので、気をつけなきゃと思いました」と自分を振り返っている児童もいました。
6年生では「心配なことがあったら必ず信頼できる大人に相談します」「インターネットは便利だけどセキュリティが難しく、危険なことがたくさんあるんだなと思った。インターネットは使い方次第で、いろいろなことができるということがわかった」「なりすましはすごく怖かったです。自分にそのつもりがなくても、個人情報につながることって書いちゃうんだなあと思って、気をつけようと思います」と述べていました。これからもNetモラルに関心を持って正しく安全な使い方をしていってほしいです。