モラルBOX日記

【豊田市立崇化館中】「ボランティアフェスティバル」の取組について

公開日
2016/12/08
更新日
2016/12/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年ボランティアフェスティバルという行事を全学年で実施しています。1年生は「地域と共に生きる」というテーマで出身小学校に、2年生は「社会と共に生きる」というテーマでこども園と高齢者福祉施設に、そして3年生は「人と共に生きる」というテーマで障がい者福祉施設を1日訪問し、各個人でテーマをもって活動しています。今回は2年生の取組を紹介します。
 2年生では、まず高齢者体験セットを利用して高齢者が困ることを考えました。その経験と技術・家庭科の授業で学習した幼児の特徴から、それぞれの年齢に応じた接し方を考えました。そこから個人のテーマを設定してボランティアフェスティバル当日の活動に取り組みました。
 こども園では、各教室に2、3人ずつ入り、園児と活動を一緒に行いました。始めは園児たちの動きがわからずに動けない場面もありましたが、徐々に一緒に活動するこつをつかんでいきました。午後には転んで泣いてしまった子に寄り添ったり、けんかをしてしまった子たちの話を聞いたりすることもできました。
 高齢者福祉施設では、はじめに利用者さんたちを迎え入れました。自分たちが考えていたよりも会話のペースが遅く、戸惑う姿がありましたが、一緒にクリスマス会の準備をしていく中で会話の間のとり方に慣れていきました。また、返事ができなくても一緒に活動することで喜んでくれる方がいることを知りました。
 活動後の振り返りでは、「小さい子と接するときは、喜んでくれることをたくさんしてあげたいと思った。でも、何でもかんでも、子どもがやりたいと言ったことをしてあげるのもよくないと分かった」「高齢者と笑顔で関わると、やはり喜んでくれることがわかりました。これからは地域のおじいさんやおばあさんに、笑顔であいさつするようにしていきたいです」などの意見が多くあり、心を成長させる1日となりました。