モラルBOX日記

【江南市立北部中】考え続けることの大切さ

公開日
2016/12/09
更新日
2016/12/09

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

江南市では、夏休みに市内小中学校の代表児童生徒が集まり、様々な課題について話し合う「児童・生徒サミット」が開催されています。そこで平成27年度に話し合われたテーマが「スマホ・携帯電話の望ましい扱い方」でした。問題事例を報告したり、ルールを議論したりして宣言文を決めました。「携帯・スマホ三原則」と題されたポスターが配付され、全ての教室に掲示されています。
(1)傷つく言葉「書かず・話さず・拡散せず」
(2)携帯・スマホ使用は寝る30分前までに止めて部屋に持ち込まない
(3)友達同士でルールを確認
 こうした具体的なルールが決められて、大変有意義な取組でしたが、宣言文の採択から1年がたち、子どもたちに問いかけみました。

 「携帯・スマホ三原則を守り、情報モラルを意識していますか」

 子どもたちの反応は明るいものではありませんでした。「そういえば忘れていた」「今でも困っている」などの声も聞かれました。やはり、ルールを作ることがゴールではなく、情報モラルについて考え続けることが大切なのだと実感しました。
 そこで、中学3年国語科の「話し合って提案をまとめよう」という単元で、「スマホ・携帯電話の扱い方」について改めて話し合う機会を設けました。「最近はスマホのゲームも問題になっている」「いじめにつながる心配もある」など、活発な交流が行われました。最後には「スマホに替わる新しい道具が現れても、ルールやモラルについては常に考え続けなくてはならない」と話合いがまとめられました。
 人工知能、IOT、ビッグデータなど近未来を表していたキーワードを度々ニュースなどで耳にするようになりました。私たちを取りまく環境は、すさまじいスピードで変化しています。情報モラルに限らず、様々な問題について子どもたちとともに考え続けることを大切にしていきたいものです。