【豊田市立下山中】メールなしでは生きていけない
- 公開日
- 2016/12/14
- 更新日
- 2016/12/14
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
◆活動のねらい
近年、SNSの利用者は増え続けている。実際に使ってみると便利な部分も多いと感じる。しかし、利用者が増えることによって、SNSでのトラブルも増えてきていることも間違いない。使い方をひとつ間違えると、ときには取り返しのつかないことになってしまうこともある。下山中学校の生徒もSNSを利用しているので、トラブルに巻き込まれないようにするために正しい使い方やマナーを学び、実践してほしいと考えた。また、画面上だけでやりとりをするのが当たり前になり、世の中では面と向かって会話することが減ることでコミュニケーション能力が低くなりつつある。社会に出ると、今まで慣れ親しんできた地域の人とは違い、いろんな人と触れ合うことになる。SNSがないと生きていけないような人間にならないためにも、この授業を通して、SNSの正しい使い方を知るとともに、会話を通してのコミュニケーションの大切さに改めて気付いてほしい。
◆生徒の実態
授業を行った1年生の生徒20人に、授業を行う前にアンケートを行った。
(A)SNSを使用していますか?
・はい…12人 ・いいえ…8人
(B)使用している人(12人)は自分の携帯、又はタブレットでSNSをしていますか?
・はい…6人 ・いいえ…6人
(C)1日どのくらいの時間使用していますか?
・0〜30分…3人 ・30分〜1時間…5人
・1時間〜1時間30分…3人
・1時間30分以上…1人
1年生ということもあり、自分の携帯やタブレットなどを持っている生徒は少なかったが、家族のものを借りてSNSを行う生徒も合わせると、半分以上が使用していることが分かった。まだ使用したことのない生徒も正しい使い方を知るためのよいきっかけになると考えた。
◆生徒の感想
・SNSはすごく便利なものだけど、メールなどをするときは相手のことも考えないといけないと思いました。
・自分の都合でルールを決めて相手を責めたり、返信を求めすぎたりすると相手も迷惑だし、相手との仲も崩れてしまうかもしれないことがよく分かりました。
・SNS上だけのやりとりではなく、学校生活で友達と話したり、自分の思いを伝え合ったりする時間をもっと大切にしようと思いました。