モラルBOX日記

【蒲郡市立中央小】2年生が、個人情報の大切さについて学びました。

公開日
2016/12/19
更新日
2016/12/19

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 2年生の児童を対象に、個人情報の大切さについて知り、自分で個人情報を守ろうとする態度を養うことを目標にして授業を行いました。
 算数の学習で、九九の練習を頑張っている2年生に対して、「架空の『九九協会』という団体から「九九に答えて、素敵なプレゼントに応募しよう」という募集が来たら、個人情報を書いて公園のポストに入れて応募しますか?」という投げかけをしました。子どもたちは「入れる」「入れない」「まよう」と自分の考えをもつことができました。話合いを通して、応募先が得体のしれない謎の組織だということに気付き、もしかしたら、だまされているかもしれないという意見が出ました。ふだんの生活で「知らない人に住所や電話番号を教えてはいけない」という意識のある児童が多かったので、初めは「入れる」と言っていた児童も、応募することで自分の個人情報が第三者に知らされてしまうことに気付くと、安易に教えてはいけないことに気付きました。また、自分で判断しようとせず、困ったときや迷ったときは、保護者や教師など、身近な大人に相談することの大切さを伝えると、安心した様子が見られました。
 本実践を通して、個人情報をむやみに人に教えてはいけない、書いてはいけないという意識が高まりました。子どもたちにとって興味のあるものなど巧妙な手段で個人情報を引き出させようとしている現実についても知らせることができました。個人情報を守ることの大切さについて、今後も、計画的に繰り返し指導していくことが必要であると感じました。