【東浦町立生路小学校】もしも、話す言葉が目に見えたら…
- 公開日
- 2016/12/28
- 更新日
- 2016/12/28
ちょっといい話
11月25日(金)、東浦町の「心の健康相談員」の先生をお迎えして、「ことばのかたち」という授業を行いました。
「もしも、話すことばが目にみえたら…」という発問から心の授業は始まりました。これは、児童が自分の気持ちや考えを言葉で伝えるとき,言葉そのものではなく、「心どうしが、ずっとちかづくような」という、おーなり由子さんの本の中の文章を引用したものです。先生の静かな子どもたちへの投げかけは、休み時間中、騒いでいた子どもたちの心を一瞬にして柔らかな世界へ引き込んでしまいました。今回は4年生の児童を対象に心の掘り起こしを実施していただきました。
主な内容は以下のとおりです。
(1)おーなり由子さんの「ことばのかたち」という本を読み聞かせる。
(2)「もしも、話す言葉が目に見えたら…」という問いかけから、言葉には心を明るく
するものや暗くするものがある。また、華やかな花束のように心を明るくする言葉や、
針のように心を突き刺す言葉があることを知らせる。
(3)もしも、心に色がついているとしたら、今の心の色は何色か、自分で自分の心の中
を見直し考える場面を作る。
終了後、参加した児童からは「言葉には色や力があるんだ。友達が明るくなるような、優しい言葉がけをこれからはしたい」「励ましの言葉をかけたい」という感想が聞かれました。今後も、このように児童の心を耕し、育むことのできる授業を計画していきたいと思います。