モラルBOX日記

【豊橋市立多米小】 三世代で楽しむ 昔あそびの会

公開日
2017/01/10
更新日
2017/01/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、家庭や地域社会と共に子どもたちを育てる場として、毎年11月に多米校区の老人会のみなさんを学校ボランティアの講師として招き、「昔あそびの会」を開催しています。今年は10月28日に30人を超える講師を招き、竹馬・お手玉・けん玉・だるま落とし・竹とんぼなど、10以上の講座を設け、1年生児童110人・保護者約80人が昔遊びを体験しました。
 子どもたちは、それぞれ2つの講座を選び、講師の説明や実演の後、実際にやってみました。けん玉講座では「あなたがこんなに上手とは知らなかった。お母さんにも教えてよ」という母親に得意げに教える子どもの姿がありました。コマ回しでは、講師に手取り足取り習いながら、「わからない。できない」と言いながらも何度でも挑戦し「できた!」との歓声を多く聞くことができました。どの講座も、世代を超えた交流の中で昔の遊びを楽しみ、とてもうれしそうに取り組んでいました。
 感想には「最初は簡単だと思ったけれど、やってみたら難しくてびっくりした。だけど、やり方をおじいさんに教えてもらったら上手くできて、うれしくてしょうがなかった。ママもよくできたねと言ってくれてうれしかったです」と書かれていました。始めは上手くできなかった子も、講師の方々の丁寧な説明や保護者の愛情に支えられながら、やってみる面白さや感謝の気持ちをもつことができたようです。できるまで何度も挑戦して上手になっていく姿、成功したときのはじけそうな笑顔は、とてもすてきでした。今回の体験で生まれた好奇心や達成感は、今後の行事や学習に取り組む力にもなっていくでしょう。
 「昔あそびの会」では、学校と家庭・地域との連携の中で、子どもたちが大きく成長できることを実感しました。今後も未来を担う子どもたちの豊かな学びを支えていくために、学校と家庭・地域との理解と協力を進めていきたいと思います。