【瀬戸市立掛川小】心の中の「3つの玉」をみがこう!
- 公開日
- 2017/01/10
- 更新日
- 2017/01/10
ちょっといい話
掛川小学校では、「なかよし班」という縦割り班で、毎日の清掃活動をしています。ふだんから、一生懸命やっている掃除なのですが、「もっと学校をピカピカにするためにはどうすればよいのでしょうか…?」と、児童委員会の子どもたちが劇を発表して、取組の向上を呼びかけました。
★劇のタイトル:「そうじで、『3つの玉』をみがこう!」
<あらすじ>
ある一匹の動物が、神様からこんなことを言われました。
「気持ちがきれいになるように、その磨き方を教えてやろう。心の中の『3つの玉』をみがくのだ」
神様は、それぞれ、『3つの玉』を教えてくれました。
(1)『我慢玉』
他ごとをしてしまうのを我慢し、よいと思うことを一生懸命続けること。
(2)『見つけ玉』
自分のことだけでなく、困っている人を助けたり手伝ったりするために、今やるべきことを「見つける」こと。
(3)『親切玉』
他の人に優しく、親切にすることで、まわりの人と協力してなかよく生きること。
この『3つの玉』を一生懸命磨いて、できた動物が人間なのでした。一生懸命掃除をすることは、自分の心をしっかりと磨くことでもあります。今日からの掃除で、みんなで『3つの玉』を磨いていきましょう。
その日の掃除から、子どもたちは早速、『3つの玉』磨きを始めました。まずは、「我慢掃除」です。掃除に集中するために、友達と離れてだまって取り組みます。いつもは、作業中についおしゃべりしてしまう子どもたちですが、この日はみんなが静かに集中し、一生懸命に担当箇所をきれいにしました。子どもたちは、よいことを一生懸命続けるという『我慢玉』を上手に磨くことができました。
次に取り組んだのは、「親切掃除」と「見つけ掃除」です。「我慢掃除」で作業に集中すれば、自分の仕事は早く終わります。そこで周りを見渡して、積極的に他の人の手伝いに行くようにしたところ、お互いに助け合って掃除を進める姿が見られました。
また、担当箇所だけでなく、その周りの場所にも掃除の手を広げていきました。廊下掃除なら、廊下や教室の窓を拭くこと。トイレ掃除なら、トイレの周りの壁をきれいにすること、など。子どもたちは、掃除の時間いっぱいまで、自分のできることを見つけて、作業に集中して取り組みました。
これらのことから、子どもたちは第二と第三の玉、『見つけ玉』と『親切玉』も、上手に磨くことができました。
この活動は一週間続けましたが、それ以後も、子どもたちは仕事を見つけて時間いっぱいまで掃除するという姿勢を持ち続けて、がんばっています。