【岡崎市立形埜小】地域の高齢者の方々から学ぶ 「いきいきふれあいの日」
- 公開日
- 2017/01/24
- 更新日
- 2017/01/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校は、地域の高齢者の方々と一緒に遊んだり、遊びを教えてもらったりして交流を深める「いきいきふれあいの日」という活動がある。地域の方々と共に楽しいひとときを過ごす中で、心のふれあいをもち、お互いを思いやる気持ちが育つと考え、30年以上続く行事である。今年度は、6月3日に60人を超える地域の方をお招きし、「グラウンドゴルフ」「昔遊びのおじゃみと折り紙」「おいしい野菜作りのわざ」の講座を設け、全校の子どもたちと一緒に地域の歴史や文化、昔遊びなどを学んだ。
1年生は、布と針を使っておじゃみの袋を縫い、しゅす玉を入れて完成させ、おじゃみを楽しんだ。その後、折り紙で回転ごまを折って遊んだ。地域の方が、児童一人一人に寄り添って、丁寧に教えてくださったおかげで、作って遊ぶ楽しさを感じることができた。
2年生は、生活科の学習で取り組んでいる野菜作りを祖父母から学んだ。おいしい野菜を作るための技として、畑の草取りから始め、支柱を立てて肥料をやり、畑の周りを網で囲む作業などを行った。おいしい野菜の葉っぱを食べてしまう虫への対策方法や野菜の病気の予防法も学ぶことができ、これからの世話の仕方に自信をもつことができた。
3年生以上は、8つのグループに分かれてグラウンドゴルフを楽しんだ。グラウンドゴルフは、高度な技術を必要とせず、全力を出す場面と集中力や調整力を発揮する場面がうまく組み合わされており、ルールも簡単なことから初心者でも楽しめるスポーツである。子どもたちは、経験豊かな高齢者の方から、専用のグラブの持ち方、打ち方を教えていただき、一緒に学びながら楽しむことができた。
全ての講座の終了後、ランチルームで給食を一緒に食べた。東部給食センターが作る給食を初めて食べた地域の方が、「今の子どもは、きれいな食器でおいしい給食が食べられて幸せだ」と、子どものときを懐かしみながら感想を話されていた。
この「いきいきふれあいの日」は、学校を中心に世代の離れた年齢層が交流をもつことができるよい機会である。心が温かくなる素敵な時間を過ごせるこの活動を通して、子どもたちは学区のことや学区の人たちのことを、より好きになり、ふるさとに対する愛着を深めることができた。