【長久手市立西小】「じょうほう」って何?なぜまもるの?
- 公開日
- 2017/01/27
- 更新日
- 2017/01/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
2年生の児童を対象に、個人情報とは何か、なぜ守らないといけないのかを考えさせる授業実践に取り組んだ。
導入で、情報にはどんなものがあるかを問うと、「電話番号、住所、車のナンバー、スマホのデータ、写真、動画、マイナンバー、メールアドレス、銀行の番号(暗証番号)…」と、低学年とは思えないほど多くの意見が出た。次に、児童が留守番をしているときに電話がかかってきて、個人情報を教えてほしいと言われたらどうするかを教師とのやりとりで実際にやらせてみた。相手が知らない人の場合、「分かりません」「後でお母さんに聞いてください」などと答える児童が多く、「相手が悪い人かもしれないから」「後で家に来ると困るから」と警戒心をもって対応することができた。
よく知っている人に他の子のことを教えてほしいと頼まれたらどうするかを聞くと、「『直接相手に聞いて』と言う」「教える」と意見が分かれた。そこで、情報の伝わり方について、簡単な図を使って考えさせた。図をかき足していくと、自分は限られた人数にしか教えなかったつもりでも、それが次第に広がり、膨大な数になることに驚いていた。
情報は便利だが、使い方によっては事件や犯罪につながること、自分の情報も他人の情報も安易に教えると思いがけない広がり方をするので、個人情報をしっかり守らないといけないことを学ぶことができた。