【幸田町立深溝小】情報モラル講習会について
- 公開日
- 2017/01/27
- 更新日
- 2017/01/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、1学期の授業参観日に、講師の先生をお招きし、児童と保護者を対象にした情報モラル講習会を行いました。例年6年生のみを対象としてきましたが、今年度は、5年生も参加対象とし、インターネット利用に対する危機意識の向上を図りました。
<講習会の具体的な内容>
・インターネットの怖さを大人も分かっていない。それは、元々インターネットの常識はコンピュータ専門家の常識であったものが、近年の普及により、一般の大人だけでなく子どもまでも利用するようになってきた。スマホ、LINE、モンスト等、これらは全てインターネットにつながっている。しかし、親の世代はインターネットの教育を受けずに育ってきている。そして、今は大人が知らないことを子どもの方が知りすぎているという現状である。
・インターネットの世界にはルールがない。インターネット内において、大人、男、女、子どもという区別はない。現実の世界には警察がいて、人々の生活を守ってくれている。しかし、インターネットの世界には守ってくれる人もいないしルールもない。インターネット内では自分で自分を守るしかない。また、モラルや道徳心は国によって異なる。日本の常識が必ずしも世界では通用しない。だから世界共通のインターネットのルールは作れない。このように危険が潜む世界(インターネット)とつながっていくということを親は理解しなくてはならない。そして、今後、今以上にインターネットとのつながりをもっていく子どもたちを守るのは親しかいない。
<インターネットを使う上で大切にすべきこと>
(1)大人は子どもがやっていることを把握する。
(2)子どもは大人に何をやっているのかを話す。
(3)ルールを家庭で明確にする。
<子どもたちの感想>
・インターネットはすごく便利だけど、すごく危険だということが分かりました。変なメールが来たら、すぐに親に知らせようと思いました。
・これからは、家族で使い方や時間などをしっかり話し合ってから使うようにしていきたいと思いました。インターネットは、とても便利だけど、使い方を間違えると、とてもこわいものだと改めて知りました。
子どもたちはこの講習会を通して、インターネットに対する危機意識をもち、使い方に気を付けたいなどの感想をもったり、また、実際に気を付けようとしたりするようになりました。
近年は、インターネットの世界が子どもにとってとても身近なものになりつつあります。講習会では、子どもたちがインターネットによる犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするためには、一番身近な大人である親がインターネットの利便性と危険性を十分に理解し、子どもを守る意識をもつことが大切であると強調されました。子ども以上に、保護者が真剣に耳を傾け、共に有意義な機会になったと感じました。このような研修を今後も継続していきたいと思います。