モラルBOX日記

【豊川市立御油小】スマホ・ケータイとの正しいつき合い方

公開日
2017/02/10
更新日
2017/02/10

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 子どもたちの会話の中に「ラインで連絡するね」という言葉が当たり前のように出てくる。相談週間には「○○ちゃんが、ラインで怒った…」ということを話した子がいた。本校でも、スマホやケータイを使う子が少なくないことを感じた。しかも、その怖さを知らず、便利な道具と感じているようである。中学校に入ると、同様の問題がさらに増加、深刻化していると聞く。中学生になりネットの利用が多くなる前にきちんとした、学習が必要だと考えた。
 5年生は2学級あるが、コンピュータに詳しい教諭が両方のクラスでネットモラルの授業を行った。プレゼンテーションソフトを使い、分かりやすい授業を心掛けた。街の中で自分の住所や電話番号を持った少女の写真から、不特定多数に個人情報を教える怖さを考えさせることから始まった。そして、一度ネットにあげたものは、何年たっても消えないことや、小さな情報から個人が特定できることなどを知らせた。「ネットに載せていいのは、家の玄関に貼っても大丈夫なものだけ」という言葉で授業をまとめた。
 子どもたちの感想を読むと「ゲーム機で書き込みをしたことはありますが、他の人には分からないことだったので、セーフでした。これからは、今日の授業で学んだことを生かしていきたいと思います」や「包丁は使い方を間違えると凶器になるのと同じで、インターネットも使い方を間違えると人生が壊れることが分かりました」と、ネットの怖さを学んだようだった。