モラルBOX日記

【春日井市立不二小】 「いただきます」 つながる ひろがる いのちのわ

公開日
2017/02/07
更新日
2017/02/07

ちょっといい話

 本校では、平成20年度から学年ごとに栽培活動に力を入れています。児童が自分たちで食物を栽培し、調理法を工夫しておいしく食べることを通して、植物や動物の命を頂いているということを学ばせ、感謝して頂くという心の教育を中心とした食育に取り組んでいます。
 3年生では、昨年10月に種を蒔(ま)いてから、子どもたちが毎日お世話をしてぐんぐん大きくなった大根を1月に収穫しました。収穫した大根を使って「ふろふき大根」「ツナと大根菜のいため物」を作りました。子どもたちからは「おいしい」の声がたくさん聞こえました。
 こうした取組の他に、給食委員会の児童が栄養黒板に「今日の給食の食材」を掲示する活動に、毎日交代で取り組んでいます。また、給食だより「パク・モグ」を学期ごとに発行したり、児童から募集したキャラクターをプリントしたランチョンマットを一年生に配付したりして、各家庭で食生活や給食について考えるきっかけを設けています。
 様々な取組を通じ、本校だけでなく、本校卒業生の大多数が通う中学校の給食残菜率も、市内平均を下回るようになってきました。本校における食育の成果が、児童が成長しても定着してきているように感じます。
 こうした取組が認められ、今年度、文部科学大臣賞を受賞しました。これからも、家庭や地域の方々と連携して、児童が自ら望ましい食生活を進め、心と体が健康に育つように後押しをしていきたいと思います。