モラルBOX日記

【北名古屋市立師勝東小】学校保健委員会における取組

公開日
2017/02/14
更新日
2017/02/14

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校が目指す児童の姿の一つが「にこにこ過ごす子」である。「ありがとう」「ごめんなさい」を始め、相手の気持ちを思いやり、自分の気持ちをきちんと伝える言葉を時と場に応じて使えるようにさせることが、重点努力目標として掲げられている。
 そこで、本年度は、「にこにこ言葉を上手に使って、よりよい人間関係を築こうとする気持ちを育てる」ために、学校保健委員会において以下の取組を行った。
【取組1】保健委員会の児童による劇
 「謝り方」や「物の借り方」について複数の例を示し、どんな態度で、どのように言えば、相手に気持ちが伝わるか児童に問いかけた。
【取組2】保健委員会による実態発表
 事前に実施したアンケートの結果を発表した。「ありがとう」とは言えるが、なかなか「ごめんなさい」と言えない実態があることが分かった。しかし、ここ数年の取組で、「にこにこ言葉」がよく使われるようになっていることも分かった。
【取組3】スクールカウンセラーの話
 「にこにこ言葉」と「ちくちく言葉」にはどんな言葉があるか、具体的な話を聞いた。
【取組4】体験活動
 ペアを作り、最初にいやな顔・にらむ顔で「ちくちく言葉」を、次に優しい顔・笑顔で「にこにこ言葉」を言い合う体験をした。それぞれの体験の後に、どんな気持ちになったかを考え発表し、言葉による気持ちの変化を共有した。

 学校保健委員会の後に行ったアンケートでは、以下のような回答が見られた。
・謝るときにどう言えばいいのか、劇で分かりやすく勉強できた。
・「にこにこ言葉」を言われると、とてもうれしかった。
・「ちくちく言葉」の言い合いをすると、練習だと分かっていても、悲しい気持ちになった。
・表情やしぐさ、目線なども意識して、「にこにこ言葉」を使ってみようと思った。

 言葉に対する児童の意識の変容が見られる有意義な会であった。