【日進市立北小】インターネットのトラブル防止のために
- 公開日
- 2017/03/15
- 更新日
- 2017/03/15
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
5年生に向け、ICTサポーターの協力を得て、インターネットトラブルの防止を目的とした授業を行いました。
メッセージアプリなどのインターネット上での文字のやりとりで、どうして誤解が起きやすいのかを考える機会を設け、以下の3項目にまとめました。「文字だけのやりとりでは、表情や声が分からないので気持ちが伝わりにくい」「会話のスピードが速いので、相手の気持ちをじっくり想像する余裕がなく、しかも、ゆっくり考えて発言することができない」「一つの文章が短くなりがちなので、気持ちが相手に伝わらず、誤解を招きやすい」
そして、文字の誤解についての例を幾つか提示しました。
・服のセンスをほめるつもりで、「服のセンスよくない?」と送信しようと思ったが、「?」を付け忘れた。
・「それは関係ないしね」と書いたつもりが、誤変換されて、「それは関係ない死ね」と送ってしまった。
・「映画に行こうよ」いう誘いに、「何で来るの?」と交通手段を質問したメッセージを送信したが、「なぜ来るのか?(来るな)」と意味を勘違いされた。
インターネットの危険性についても確認しました。インターネットでの情報は、記録に残るもので、品質を落とさずに簡単に誰でもたくさんコピーでき、短時間に広がります。友達限定公開のメッセージアプリの画面ですら、スクリーンショット機能を使えば、まるまる持ち出せて、悪口もあっという間に日本中、そして全世界に広まる可能性があり、消すことはできません。誰が書いたのかも特定できます。それらを学んだ後、そうした発言が、法的に罪に問われることも知らせました。
発言のルールを示し、まとめとして、「インターネットに載せられるのは、自宅の玄関に貼れるものだけ!」と提示しました。
軽はずみな気持ちから行ったことが、取り返しのつかないことにならないよう、今後も継続的にこうした情報モラル教育を行っていきたいと考えています。