【あま市立甚目寺南中学校】 心をつなぐ『ふるさと』
- 公開日
- 2017/05/29
- 更新日
- 2017/05/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
甚目寺南中学校には、まるで『第2の校歌』のように歌われる歌があります。行事など、全校生徒が集うときには必ず歌うようになった歌、それが『ふるさと』(小山薫堂作詞/youth case作曲)です。きっかけは、2月の終わりに行われる3年生を送る会でした。「校歌のほかに全校生徒が歌える歌があるといい」という願いのもと、歌い始めた曲です。全校練習もないまま、ぶっつけ本番。うまくできるかなぁと心配の声があがっている中、生徒会役員の「みんなで歌いましょう」の一言で全校が声をそろえて歌うことができました。生徒も教員も感動の瞬間でした。翌年の文化祭の閉会式。スクリーンに映し出されたエンドロールとともに、突然『ふるさと』の前奏と歌詞が。生徒は自然に立ち上がり、自然に肩を組む姿、こみあげる涙・・・。歌うことで全校生徒が想いを共有し、ひとつになることができました。それ以来、全校生徒にとって大切な時には『ふるさと』を歌い続けてきました。平成28年度の卒業式。『ふるさと』を歌うきっかけをつくってくれた卒業生へのプレゼントとして、「卒業生退場」の言葉とともに、在校生は突然立ち上がり、歌い始めました。卒業生への思いがこもった在校生の歌の中、卒業生は巣立っていくことができました。会場の誰もが心にこみあげる感動のプレゼントをいただきました。
生徒たち一人一人の心をつなぎ、自然にひとつにまとまることができるものがあるということは、生徒たちの心を育む上ですばらしいことだと思います。「進む道も夢の地図も すべては心の中にある」と歌詞にあるとおり、全校生徒には受け継がれていく『大切な想い』があるはずです。これからも『ふるさと』を歌い続けていくことで、その想いを歌とともに大切にし、より一層甚目寺南中学校を歌声あふれる魅力的な学校にしていきたいと思っています。