【一宮市立萩原小学校】 誠実ってどんなこと? 〜新聞を活用した実践〜
- 公開日
- 2017/06/01
- 更新日
- 2017/06/01
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
「偽りがなく、まじめなこと」、あるいは、「真心をもって人や物事に対すること」は、とても大切なことです。本校の6年3組の児童が、道徳の時間に「誠実」について考えました。
教材としたのは「手品師」の読み物。売れない主人公の手品師が、寂しい思いをしている男の子を励まそうと手品を見せる約束をします。ところが、その約束の日に、大劇場での出演のチャンスが訪れてしまうという内容です。約束とチャンスのどちらを選択するのがよいのか。
「自分の夢が叶うチャンス。大劇場に行った方が良い。多くの人にも喜んでもらえる」
「男の子との約束を守った方が良い。自分の夢は、自分の努力でまた機会を得ることができる」
主人公の立場で考えながら、子供たちも心を揺さぶられます。
授業の終盤、先生は新聞の記事を紹介しました。「270人271脚のギネス記録」に挑戦した中学生の話です。ゴール前で手ぬぐいがほどけていたことを自己申告し、結局、ギネスの申請を取りやめました。その誠実な行動に、賞賛のメッセージが届けられたという内容でした。
新聞記事を読んだ児童の中には、「誠実なことって大切なんだ」と感じた児童がいました。誠実であることの意味を深く考える時間となりました。