【みよし市立中部小学校】疑似サイトに書き込み体験
- 公開日
- 2017/08/30
- 更新日
- 2017/08/30
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
最近、本校においても、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機を所持している子供が増加しています。それらの機器をインターネットに接続し、ゲームをしたりSNS交流サイトを利用したりしている子供も増えてきています。
5年生の授業では、インターネット掲示板への書き込みの危険性を実感させるため、情報支援の先生を講師として、SNSの投稿サイトに書き込む疑似体験を行いました。「宿題についてどう思うか素直に書き込んでみましょう」と伝えて、子供たちは疑似サイトに宿題に対する率直な思いを書き込みました。疑似サイトに書き込んだ言葉は、本物のインターネットの掲示板と同様に、匿名で表示され、すぐに全員で閲覧することができます。「やりたくない」「少なくして」「音読めんどい」など率直な意見が表示されると、子供たちは笑いながら共感し、どんどん書き込みはエスカレートしていきました。次第に「うざい」や「消えろ」や「あああああ」「めんどくせええええ」など悪ふざけや乱暴な言葉遣いが目立つようになっていきました。
情報支援の先生が「実はこれは誰が書いたのか調べることができます」と言うと、子供たちは驚き、書き込んだ内容に対して見られることに抵抗感をもつ子もいました。最初は、ただ自分の気持ちを書き込んでいただけであったが、次第に悪ふざけがエスカレートし、言葉遣いが荒くなってしまうことを実感しました。情報支援の先生から、安易な書き込みからいじめに発展した例や、損害賠償請求にまで発展した例を紹介されると、自分事としてとらえ、真剣に聞き入る様子が見られました。
授業後、「楽しいこともあるけど、書き込むときは十分注意しないといけない。」「本当に書いてもいいことなのか考えて使いたい。」と感想が聞かれ、情報モラルに対する意識が高まりました。