【西尾市立一色南部小学校】 異学年交流の力で
- 公開日
- 2017/09/07
- 更新日
- 2017/09/07
ちょっといい話
本校では、休み時間に、上の学年と下の学年の子たちが自然に遊ぶ光景が見られます。上の学年の子供たちが、下の学年の教室を訪れて、「遊ぼう!」と誘いに来ます。上の学年の子供たちと遊ぶ下の学年の子供たちは、安心感からか、生き生きしています。
異学年交流の力で、子供たちが生き生きと活動する姿が見られるのは、休み時間だけではありません。5月に行った『絵をかく会』で、本校で飼育するウコッケイを題材に1年生が絵をかく際、飼育担当学年の4年生が1年生のために、優しくガイドしました。「近くで見たい」「さわりたい」と思っていた1年生は大満足。中には、「ウコッケイの近くに行くのは怖いな」と不安そうな子供たちもいます。そんな1年生に、4年生は、「大丈夫だよ」と優しく声をかけたり、自ら楽しそうに触れ合ったりする姿を見せることで、怖がっていた子供たちが勇気を出して手を伸ばし、ウコッケイの背中の毛をなでるまでになりました。子供たち同士の交流が≪ちょっといいな≫と思えるようなドラマを生み出してくれます。
写真は、雨の日に、1年生と6年生が、体育館で遊んだときの写真です。新聞を使った様々な遊びを行う中で、子供たちのたくさんの笑顔が見られました。6年生が、1年生に積極的に声をかけながら、共に活動を楽しんでいる姿が微笑ましかったです。
特別支援学級の児童も、この日は一緒に遊びました。これまでじゃんけんの時、拳を握って≪グー≫をうまく出すことができなかった児童も、新聞を使ったジャンケンを通して、6年生や同じ1年生と楽しみながら、自然に≪グー≫を出してジャンケンすることができました。
交流を通し、「また関わりたい」という願いが自然に子供たちの中に生まれます。その芽を大切にして、今後も異学年交流の場を設定していきたいと思います。