１学期末に行われたワックスがけの翌日。２年生のフロアでは、朝早くから、廊下に出ている机を、進んで教室内に運び入れる姿が見られました。大きな教卓や配膳台も協力して運び、あっという間に各教室の片付けが完了しました。
　「早かったね」と声をかけると、「〇〇くんが半分くらい運んでくれた」とか、「大きい机は△△くんと□□くんで協力して運んでいたよ」などと、他の友達を認め合い、褒め合う姿。ほほえましく思いました。
　そんなとき、ふと見ると、大きなほこりが落ちているなど、廊下の汚れがかなり目に付きました。ほうきを取り出した私に気付いた二人の男子から、「先生、ぼくたちがやります」と声が。すぐに交代して、隅々まできれいにしてくれました。気付いたことをすぐ行動にうつせる姿勢はすばらしいと思いました。
　何かと心が揺れ動くことの多い思春期まっただ中の中学２年生ですが、周りのために進んで行動しようとする素直な心を、これからも持ち続けてほしいと思います。