モラルBOX日記

【安城市立里町小学校】個人情報の大切さを学びました

公開日
2017/09/20
更新日
2017/09/20

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、情報モラルに関する指導計画を立案し、各学年で情報モラル教育を実施しています。子供たちのインターネット利用の多様化、低年齢化が進む中で、情報モラルを小学校低学年から繰り返し学習して身に付けていかなければならないと考えました。
 今回は、情報モラルの基礎づくりの時期である1年生が、Webサイト「さるおくんと学ぼう」を使って、個人情報の大切さについて学びました。「さるおくんとアンケート」は、買物に行ったさるおくんが、図書券をお礼にアンケートの記入を頼まれ、「名前は書かなくていい」と書いてあるので安心して住所と電話番号を書いたところ、後で困ったことが起きるというお話です。さるおくんがアンケートを頼まれる場面で一度中断し、アンケートを書くか書かないか話し合いました。「書く」と答えた子は、その理由として「図書券がもらえるから」「名前を書かないから大丈夫」という意見を述べました。それに対して「書かない」と答えた子は、「知らない人だから」「電話番号を書くとその番号に電話される」「書いちゃったら家に来ちゃうかもしれない」と反論します。「図書券がもらえるけど、住所を知られるのはいやだし迷う」「家の人に聞いてから決める」という子もいました。生活の中で起こりうることなので、子供たちは自分の身に置き換えて考えて、話し合うことができました。話の続きで、さるおくんの家に次々とダイレクトメールが届いたり、新聞の勧誘が来たり、電話が鳴ったりするのを見て、子供たちは「こわい」「さるおくんがかわいそう」「大変そう」と口々に言っていました。授業の最後に、名前や住所、電話番号、年齢、生年月日などの個人が特定できる情報のことを「個人情報」といい、安易に個人情報を教えてはいけないことを確認しました。
 授業の感想には、「住所を書いたら、いろんな人から電話や手紙が来るから、わたしはもう書かないようにします」「アンケートを本当に書いていいのかな、ちょっと考える」「アンケートを書かないようにしようと思いました。大変なことが起きたら、自分とおうちの人が困るから」と、個人情報の大切さに気づき、自分で個人情報を守っていこうとする考えが多く見られました。