【瀬戸市立長根小学校】 情報モラル教育
- 公開日
- 2017/09/20
- 更新日
- 2017/09/20
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、6月の学校公開日に6年生の児童向けに「スマホ教室」を開きました。6年生の中に自分のスマホを持っている子は56%、保護者のスマホでゲームやSNSを利用する子は77%に達しました。大人がスマホを利用しているのを見て、子供たちはスマホに魅力を感じ、憧れているようにも思えます。しかし、利用数の増加とともに、スマホによって起こるトラブルが増えていることも事実です。
今持っているスマホを、あるいは、いつか持つであろうスマホを、安全に使えるようにするための「スマホ教室」は、子供たちの意識を変える大切な時間となっています。また、授業参観の一つとして行っているため、参観した保護者にとっても子供のスマホについて考えるよい機会になりました。
スマホ教室では、以下のようなことを分かりやすく教えてくださいました。
1.言い回しや絵文字の使い方で相手に伝えたかったことが思うように伝わらないことがあること。
2.写真や動画から位置情報が確認できること。
3.一度インターネットに掲載したものは、拡散されてしまい消せないこと。
4.偽物のアプリが存在し、危険であること。
5.ワンクリックで詐欺に遭う可能性があること。
授業を受けた子供たちは「写真をSNSにアップするだけで居場所が分かるなんて知らなかったです。怖くなりました。」「いつかスマホを持って友達と連絡をとるときには、言葉を省かずに伝えることで、大切な友達を傷付けないようにしたいです。」「スマホは便利だし、ゲームは楽しいけれど、ワンクリックで詐欺にあうことがあるなんて知らなかったです。」などと感想を書き、スマホの危険性を理解して、安全に使いたいと思った子が多くいました。
スマホのトラブルは、学校が気付けない盲点でもあります。10月には、同じ会社による保護者向けのスマホ教室をPTAの行事として開催します。これからも、子供たちと保護者の心に響く情報モラル教育を実践していきたいと思います。