【あま市立秋竹小学校】上手に運べたね
- 公開日
- 2017/09/27
- 更新日
- 2017/09/27
ちょっといい話
「じゃあ、今から、アサガオの鉢を校舎の中に入れるから手伝って」
少し早めに外掃除が終わったので、担任している1年生の子に声をかけました。
「どうして、中に入れるの?」
「だって、3連休の間に台風がくるみたいだから、また倒れると大変でしょ」
「そっか、また、風で倒れちゃうかもしれないもんね」
ほんの2,3日前、強い風が吹いて鉢が吹き飛ばされそうになったり、ばたばた倒れて重なりあったりしていたことをしっかり覚えていました。
「せっかく外に出したのに、また中に入れるんだ」と言っている子もいましたが、子供たちは、掃き出し窓を通って、1階のあき教室へアサガオの鉢を入れていきました。
「2回目だからやり方分かるよ」とでも言っているかのように、手際よく。初めのうち、一人が一鉢持って靴を脱いで中に入り、置いていきました。次に来た子は、前の子の隣に少し離して、置いていきました。5、6人が終わると、掃き出し窓のところが入る人と出る人で混雑し始めました。残念なことに、出入口は一つしかありませんでした。しばらく、窮屈そうにすれ違ったり、どっちかが待っていたりして運んでいましたが、ある子が入口の所に立って、「これ、ここでもらうわ」と言いました。その後、出入口の所で受渡しがはじまりました。
終わった後、子供たちは、運ぶときに落ちてしまった種を拾い集めるのに夢中で、自分たちが力を合わせて一つの仕事をやり終えたことには気付いていませんでした。
上手に運べたね、御苦労様。