モラルBOX日記

【岡崎市立井田小学校】 3年生の情報モラル教育実践

公開日
2017/11/27
更新日
2017/11/27

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 担任している3年生の子供たちの多くが、パソコンやスマートフォンなどを使ったことがあり、インターネットで情報を収集し、動画を見ていました。しかし、「よかった。」「おもしろかった。」と自慢げに自分の経験を語る姿からは、インターネットの情報に潜む危険を認識している様子は、感じられません。そこで、情報モラル授業のモデル指導案の中から「おとなむけのじょうほうにちゅうい」の資料を使って、実践をしました。
 検索サイトで、知りたい情報の言葉を入力すると、様々なタイトルが並びます。「ひみつ」という言葉に興味をもち、深く考えずにクリックしていった結果、子供が見てはいけないサイトを見てしまった主人公の話から、インターネットを使うことについて話し合いました。「インターネットは知らない人とつながっている。」「個人情報が知らない人に伝わってしまうから。」などインターネットを使う危険性に気付くことができました。学習後には「これからは、勝手に使わないで、大人と一緒に使う」と書く子供が多くいました。
 学習を通して、パソコンやスマートフォンなど、子供たちの手の届くところに情報機器がありながらも、子供たちに意識の中には「楽しいもの」「便利なもの」という認識ばかりが先行していて、使用する際の危険を認識する力や判断力などの育成が、追い付いていないと感じました。
 本校では、毎年、各家庭に情報機器へのフィルタリングを呼びかけています。さらに、情報モラル教育を実践し、意識を高める取組を継続することが大切と考えています。