モラルBOX日記

【美浜町立布土小学校】 情報モラルの学習

公開日
2017/12/01
更新日
2017/12/01

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 メール、無料通信アプリ、SNSなど、最近のインターネットをめぐる環境は、著しい進化・進展を遂げており、それにまつわる事件が多く報道されています。今や、だれもがそういった事件に巻き込まれる危険性と隣り合って暮らしているといっても過言ではありません。そこで、本校では、子供たちが情報社会に参画する態度の育成の一つとして、どの学年にも情報モラルについて学習することを、情報教育の年間計画の中に位置づけています。
 しかしながら、実際の指導に際しては、教師にとって不慣れなこともあり戸惑うことが多いのが現状です。そこで、美浜町では情報教育アドバイザーが派遣されています。最新の情報や多様なネットを利用した危険な事例や手口を、DVDを視聴させたりコンピュータのチャット機能を使って意見を共有させたりして、効果的に伝えていただいています。
 11月は、2年生と6年生の授業がありました。2年生では、パソコンでゲームをしようとして、個人情報を入力させられてしまうという場面を疑似体験しました。ある児童は、「ゲームで名前を書いたら、どこに住んでいるかということが分かると知って、ゲームというものは少しこわいと思いました」と感想を書いていました。6年生は、登場人物が生活場面で起きたことを恨み、腹立ちまぎれにうその情報をネットに書き込みをしたらどうなるかというDVDを見ました。軽い気持ちで行ったことが、大きなトラブルに発展し、それによって相手を傷つけたり、自分の信用を失ったりすることを知りました。「嘘のことをSNSに流したら大変なことになるのを知らなかった。」や「今後どうなるかを考えず、自分のことしか考えてないのは、とても自分勝手すぎると思う。相手のことも考えないと。」など、感想を書いてチャットで交流しました。便利さだけでなく、ネットの怖さを同時に学習することにより、インターネットやアプリを安全に正しく使うことの大切さを学ぶ機会になりました。
 これからも、子供たちが、インターネットトラブルの被害者や加害者にならないように、こういった実践を継続していきたいと思っています。