【豊田市立寿恵野小学校】人権集会を通して
- 公開日
- 2018/01/18
- 更新日
- 2018/01/18
ちょっといい話
毎年、人権週間に合わせて、全校で人権集会を行っています。今年度は、事前に人権に関するアンケートをとり、その中から実際に起こっている問題を受けて、一部を劇にして福祉委員が演じました。
内容は、持ち物と下校に関することでした。「○○さんの鉛筆って、へんな絵が描いてあるよ。筆箱は6年生の私たちみたいにファスナーではなくて、小さい子が使うタイプを今でも使っているよ。かわいい。」と言って、持ち主がいないときに勝手に触っている子がいました。それを見ていた子が「○○さんがいないのに、勝手に筆箱触っていいのかな。」「注意したら、文句を言われそうだからどうしよう。」と悩んでいました。そして「何をこそこそ言っているんだよ。」「○○や先生に言ったら、殴るからな。」と言ったところで劇は中断しました。どんな気持ちになるか、どうするとよいかを考えるために、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」役も登場し、全校で考えました。
次は、下校で2列に並んで帰るときのことです。前の子と間をあけて歩いている子に対して、ランドセルを押した子がいました。「何?ランドセルを押さないでよ。」と後ろの子に声をかけると「私じゃないよ。」とうそをつかれてしまいました。そして、他の子に「早く前につめないからだろ。」言われてしまいました。近くの子は「押さなくてもいいのにね。」「言えばわかるのに。」とつぶやきました。すぐにもう1度押したので「○○さん、押さないでよ。」と名前を言ったけれど、「私じゃないし。◇◇さんだよ。」となすりつけたので、「違うし、おまえだろ。」「人のせいにするなよ。」と言い合い、暴力行為に発展してしまいました。そこで再び、「まもる君」と「あゆみちゃん」が登場し、そこにいる人々の気持ちと解決策を提案しました。
日常で起きていることを通して考えたことで、クラスの子や通学団の子など、人との関わり方を見つめる機会となりました。