モラルBOX日記

【弥富市立栄南小学校】奇跡の花「アイリンブループロジェクト」

公開日
2018/03/06
更新日
2018/03/06

ちょっといい話

 この花は、2011年3月11日の東日本大震災で犠牲になった、当時6歳の佐藤愛梨ちゃんの「命をつなぐ奇跡の花」です。震災から4年後、宮城県石巻市の愛梨ちゃんの遺体発見場所で「フランス菊」が寄り添うように花を咲かせ、翌年の春にも再び開花し、「奇跡の花」と呼ばれるようになりました。「被災地に咲いた奇跡の花の、命をつなぐ復興プロジェクト」として、この「フランス菊」を株分けや挿し木などで増やし、被災地に送るとともに、「国営石巻南浜津波追悼復興祈念公園」に全国で育てられた「フランス菊」を植え、花壇を作ります。この活動は、「アイリンブループロジェクト」と名付けられました。弥富市、ライオンズクラブ、病院等が賛同し、市内の小中学校で「フランス菊」を育てることになりました。
 本校では、11月22日、環境委員会の6年生が代表で参加しました。初めに、弥富市長さんがこの活動の趣旨や目的を話し、一株ずつ「フランス菊」を植えました。
 参加した児童は、「愛梨ちゃんが亡くなった話を聞いて、震災の怖さ、悲惨さを感じた」「遠く離れた東北へ花を持っていくことで、全国に広がっているんだなと思った」「大切に育てていきたい」という感想を述べていました。
 環境委員会の児童は、花が大きく育ち、このプロジェクトが成功するよう願いながら、水やりを行っています。