モラルBOX日記

【半田市立成岩小学校】価値の比較や視覚化を通して、自己の考えを明確にもち、価値の深化が分かる道徳の授業

公開日
2018/02/28
更新日
2018/02/28

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 児童が自己の考えを明確にもち、価値の深化が分かる道徳科の授業を行うために、以下に挙げる3点の工夫を行いました。1点目は、導入とまとめで価値の変容が期待できる教材(2年「モムンとヘーテ」Bー9友情)の選定です。2点目は、意見交流できる発問及び場の工夫です。発問の工夫として、導入で「よい友達」とはどのような友達かという価値にかかわる発表させ、まとめで再度発問したり、友達レベルを比較して考えさせる発問を中心に行ったりしました。場の工夫として、児童同士が伝え合える座席配置や場面設定をしました。3点目は、自己の考えの変化が視覚的に分かり、考えを明確にもてるワークシートの工夫です。考えを視覚化するため、場面ごとに価値レベルを数値化できる「友達レベル表」に色を塗らせました。色を塗り分けるには、児童なりの理由が必ず存在します。その理由を問うことで、自分の考えを明確にもつことができました。また、価値そのものを問う発問に対する自己の考えをワークシートに書かせ、児童の意見を板書しました。
 これらの工夫により、相手のことを考える価値に気付いた児童が9割に達しました。そして、導入時の価値観と、まとめ時の価値観を比較させることで、本時の中で価値が高まったことを児童自身に気付かせることができました。

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