モラルBOX日記

【東郷町立諸輪小学校】異学年のふれ合いから生まれるもの

公開日
2018/03/08
更新日
2018/03/08

ちょっといい話

 今年度の初め、担任から「1年生の子は、入学して不安な気持ちでしょうね」という言葉を聞いた6年生。「私たちが不安を和らげられたら」「学校は楽しいって思ってほしい」…そんな気持ちから、休み時間に1年生の教室へ遊びに行くようになりました。 
 おしゃべり、抱っこにおんぶ、手をつないで学校探検、ふれ合ううちに6年生と1年生はどんどん仲よくなりました。「1年生と過ごしていると本当に楽しい」「心がいやされる」と言う6年生。今でも1年生は、遠くから嬉しそうに手を振ったり、手紙を渡したりします。そのたびに、6年生は「これからも素直な心をもち続けてほしい」「6年生になったら1年生の子と仲よく過ごしてほしい」という思いを抱くそうです。
 1年生と6年生が仲よくふれ合う姿は、全校児童が目にしています。「自分たちもあんなふうに優しい6年生になりたい」という気持ちが、在校生の心のどこかに芽生えているのではないでしょうか。下級生を慈しむ上級生、上級生の優しさをいっぱい浴びた下級生、それを見て憧れる在校生、ふれ合いから生まれた温かい気持ちを、大切にしてほしいと願っています。