【東郷町立音貝小学校】情報モラル教室(5・6年生)
- 公開日
- 2018/04/03
- 更新日
- 2018/04/03
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
今年度2月末に5・6年生の児童を対象とした情報モラル教室を開催しました。
本校でも、高学年を中心にメールやSNSアプリを利用した連絡手段によるトラブルや、相談ごとが教育相談や個人懇談会などで話題となります。そこには、自分たちの中でしか成り立たないことを深い考えなしに載せていたり、けじめなくだらだらと利用していたりするなど心配になる内容を多く含んでいました。家庭でもルールを設けるなど、正しく利用できるよう努力をされているのですが、子供たち自身に危機感があまりないように感じていました。
そこで、外部より講師を招き、講義をしていただきました。主な内容としては、
(1) コミュニケーションの基本
実際に会ってのコミュニケーションとインターネットを介してのコミュニケーションの違いを考える。
(2) 自分と相手との違いについて
自分の「当たり前」に対して考える。それによってどんなトラブルが起こるのかを考える。
(3) (1)と(2)に併せ、「長時間利用」について
「なかなか会話が終わらないトーク」について考える。
内容の一部を紹介すると、代表児童がボールも何も持たず「キャッチボール」を行いました。相手の様子をしっかり把握することで相手が受け取ることができるタイミングで見えないボールを投げることができました。インターネットを介したコミュニケーションは、「目をつぶったままでキャッチボール」することと同じであると教えていただきました。
また、「自分の嫌いなこと」と「相手が嫌いなこと」は違うので、誤解が生じやすい。そのため、いかに「想像力」を働かせてコミュニケーションを図るかが大切であるとも話していただきました。
講師の方の上手な講義の進め方のおかげもあり、児童は楽しい中にも真剣に「コミュニケーション」について学ぶことができました。今後の児童の生活に生かしていけるよう指導していきたいと思います。