モラルBOX日記

【豊田市立童子山小学校】相手の気持ちを考えて

公開日
2018/04/09
更新日
2018/04/09

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 12月、6年生の保護者を対象に、親向けのスマホ教室を開いた。中学生になる子供たちは、大半の子がスマートフォンを持つであろうことを想定し、親にもスマホに潜んでいる危険性を認識した上で買い与えてほしいという願いから行った。参加した保護者からは「たくさんの事例を挙げて話をしてくれたことで、簡単に危険につながってしまうことが分かってよかった。」という声が多かった。
 2月、6年生の児童が、道徳の授業でチェーンメールについて考えた。題材として6年生の児童の間で実際に起きていた事例をもとに、「このメールを回さないと死んでしまう。ごめん。回したくないけど、必ず送って!」という内容のメールを提示した。児童は話をしていく中で、送らないと「死ぬ」というメールが怖くて送ってしまったなど、受け取るがわの気持ちを何も考えていなかったことに気づき、自分が友達を巻き込んでしまっているということについて考えることができた。
 今回の授業を通して、チェーンメールが自分に回ってきたときの対処法として、近くの大人に相談することが大切なことだと伝えた。スマホの正しい使い方を知るだけでなく、実際のトラブルについて考えていくことで学びが生きたものとなることを実感した。